カタツムリにも無理と言わせない!英語学習者に向けた情報発信 by ろ

英語学習者に向けて作ったコンテンツを発信しております大学受験やTOEIC対策高校英語の補習などに使える情報だと思います。

英文解釈の立場から英文法を学ぶ【節の分類と節の接着剤-接続詞と関係詞-を学ぶ】 3/ n by ろ

 

 

xroorgchemphd.hatenadiary.jp

xroorgchemphd.hatenadiary.jp

xroorgchemphd.hatenadiary.jp

 

§3.節の分類と節の接着剤-接続詞と関係詞-を学ぶ

-------------------------------------------------------------------------------------------------------
In the bustling city, where people from all walks of life come together, the aroma of delicious food from street vendors fills the airand the sound of laughter and conversations creates a vibrant atmosphere that captures the true essence of urban living.
-------------------------------------------------------------------------------------------------------

英文の構造は前に言った通り

・文…大文字から始まってピリオド(.)で終わる構造
・節…主語(S)、動詞(V)を1組だけ含む文構造の一部
・句…S,Vを含まない文の部分構造
・語…単語

の4階層構造になっていると言いました。
しかし、その部分構造はどのようにしてくっついているのでしょうか。
そこには「つなぐための接着剤」があるはずです。
これを理解していきましょう。

§3.1 節の分類
節の分類は2種類に分類されます。

・主節
・従属節

の2つです。
文字の並びを見たときになんとなく「主従関係」があることは分かるのではないでしょうか。まず、これのイメージをきちんと掴んでいきましょう。

「主従関係」という言葉で表現しましたが、ペットと飼い主というのをイメージしてください。
飼い主である人間は街中をテクテク歩いているのを見かけても何も思わないと思います。
しかし、首輪がついている犬が「手綱」をぶら下げて1匹で歩いていたら違和感を抱くのではないかと思います。
これを主節と従属節の関係性に落とし込んでみてください。

・主節=飼い主(人間)
・従属節=ペット

と考えることにしましょう。ここからは英文法の話に戻ります。

・主節…文構造の一部として独立して存在できる節のこと
・従属節…文構造の一部として独立して存在できない節のこと

というと飼い主とペットの関係性との対応が分かるのではないかと思います。
また、先ほど「手綱」という表現をしました。
これが後々大事になってきますので、頭の片隅に置いておいてください。

§3.2 接続詞/関係詞

ここでは接続詞について説明します。接続詞も実は2つの分類になっています。

・等位接続詞
・従属接続詞

の2つです。

「等位接続詞」は7つ(for、and、nor、but、or、yet、so)しか存在しません。
それぞれ頭文字をとってFANBOYSfor、and、nor、but、or、yet、so)といったりします。
これはさっさと覚えるのが吉です。

「従属節を作りだす単語」は数えだすとキリがないのですが、ある程度まとめてしまいます。

・すべての疑問詞/関係詞(7W,1H)
when, where, who, what, why, which, whose, how
・that
・as
・since
・because
・though
・if
・than

などなどあげ始めるとキリがありません。
これは文法の参考書やネットの記事に任せることにします。
「従属接続詞」はペットの首輪と手綱のような役割を果たします。
つまり、省略や挿入をされることはありますが、文法として従属節の先頭に置かなければいけないことになっています。
したがって、従属節に目印となる旗を立てているようなものです。
遭遇した瞬間に従属節が展開されると思えるようになりましょう。

§3.2 節と品詞のつながり

一旦話を品詞の話に戻します。

・名詞…人や事物の名称を表す語。
・動詞…人や事物の動作や状態を表す語。
・形容詞…名詞を修飾(説明)する。
・副詞…名詞以外を修飾する。

の4つがありましたね。
ここでは「節」とのつながりを考えますので構造にはS,Vが必ず含まれます。
したがって動詞は考えなくても良いということになります。
そこで「節」と「品詞」をつなげると

・名詞節…ものごとを表す節。
・形容詞…名詞を修飾(説明)する節。
・副詞…名詞以外を修飾する節。

の3つに分類されます。そこで問題の文章を見てみましょう。

In the bustling city,
where people from all walks of life come together,
the aroma of delicious food from street vendors fills the air,
and
the sound of laughter and conversations creates a vibrant atmosphere
that captures the true essence of urban living.

where 関係詞→従属節を作る→the bustling city[名詞]にかかる→形容詞節
and  等位接続詞→主節を並べる
that ここでは関係詞→従属節を作る→a vibrant atmosphere[名詞]にかかる→形容詞節

ということになります。

そして、関係詞は従属節の外に対する役割と、従属節の中での役割を分けて考えなければなりません。